大したことないと思っているところにチャンスあり

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(Photo by rawpixel.com on Pixabay)

2013年に京都に来て、
その年にはクリーニング寿の店主、亀田晋一さんと出会ったので、7年近くクリーニング業界に関する打ち合わせをしてきました。

楽しく、エネルギーに満ちた話し合いが毎回続いて、自分としてもとても楽しく関わらせていただいております。
クリーニング寿さんのウェブサイトを、僕がつくらせてもらったり、一緒に情報発信を深めてきました。

今日もお店を訪れると、お客さんが、

「この服、他のクリーニング店に出してもダメで、インターネットで検索して、このお店しかないと思って持ってきたんです。きれいにしていただいて、本当にありがとうございます。また、服を持ってきていいですか?」

と亀田さんに話していました。

インターネットで検索して訪れるお客さんが、とても多くなっているそうで、想いや技術を持っているしっかりとしたお店が認知されていくというのは嬉しい限りです。

この新型コロナウイルスの状況下でも、黒字を出し続けていて、信頼できるクリーニング店を求めて、遠くからでも訪れてくるというのが素晴らしいですね。

クリーニング業界に関する事情などお話を伺っていたら、

さらりと、
「そういえば、種村さんに言いましたっけ?先月、京都府クリーニング生活衛生同業組合支部長会の会長になったんですよ」
とおっしゃっていました。

「え、支部長になることは伺っていましたが、支部長会の会長になられたのですか?」

「ええ、そうです」

「それを引き受けられたというのは、素晴らしいですね」

「いえいえ、まったくそんなことはないです」

「でも、そういう立場をとられたのであれば、業界に対してもまたいろいろと動きをつくれますね。だって、京都府で、いろんなクリーニング店の支部長が集まる場ですよね」

「そうですかね。あんまり自分ではピンときていないのですが」

「だいぶ、おもしろいです。2年間、いろいろとできると思いますよ」

ということで、今後のクリーニング業界やクリーニング店の動向について、話が盛り上がりました。

業界内にいるとあたり前のことも、業界外からみると、あたり前ではないことがたくさんあります。
自分が大したことないと思っていることでも、違う立場の人からみたら、すごいことだと思うこともたくさんあります。

だから、違うパラダイムの人と話してみるとよいのですね。

まったく違う視点が増えるので、やれることも変わってきます。

そして、たいてい、自分が大したことないと思っていることや、あたり前だと思っていることにこそ、チャンスがあります。
あたり前すぎて、自分では気づかないところに強みがありますからね。

亀田さんとお話しすると、いつも刺激をいただいて、顧客や業界のことをここまで考えているのか、と学ばせていただくことが多いです。

今後2年間でやれる可能性のあることを、一緒に考えていて、対話をするから現れてくることもたくさんあって、とてもおもしろくて白熱した時間でした。


<まとめ>
■自分が大したことないと思っていること、あたり前だと思っていることにこそ、チャンスがあることは多い。
■業界内のあたり前も、業界外にはあたり前ではなく、その前提の違いから気づけることも多い。
■違うパラダイムの人と対話をしてみることである。そこで現れてきたものは大切にしてみるとよい。

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