実践コミュニティでアイデンティティの形成

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実践コミュニティでは、

知識や技を学ぶ以上に、

アイデンティティの形成が重要になってきます。

自分は何者か、人からどう認識されるか、

それらを問いながら、

自分のアイデンティティが築かれていくわけですが、

コミュニティの一員として「参加」することを通して、

実践者としてのアイデンティティを築いていきます。

医者としてのアイデンティティ、

寿司職人としてのアイデンティティ、

占い師としてのアイデンティティ、

弁護士としてのアイデンティティ、

教師としてのアイデンティティ、

などなど、それぞれの実践コミュニティの一員としてのアイデンティティがあります。

頭で知識を学ぶだけでなく、

体で技を学ぶだけでなく、

全人格を投入して、アイデンティティを形成していきます。

知識や技の背景にある考え方といってもよいです。

哲学や世界観といってもよいです。

コミュニティに参加することによって、

その一員としてのアイデンティティを形成していきます。

だからこそ、

参加が大事なのです。

深くコミットして、

関わっていくことによって、

そのメンバーの一員として認められ、

その実践にふさわしい存在を創り上げていくことができます。

表面的に参加して、

知識や技を盗もうとしても、

それはうまくいきません。

実践コミュニティに全人格を投入して十全的参加を行い、

自分の人格を磨いていくものです。


そんな実践コミュニティを考える際に、

映画「スターウォーズ」のジェダイの騎士

をイメージすることがあります。

フォースの力をマスターするのに、

師匠の元で修行をしていくことになりますが、

力に溺れたり、精神のコントロールができないと、暗黒面に堕ちてしまいます。

ここだというような、

自分の実践に関するコミュニティには、

深くコミットして、

アイデンティティを形成し、人格を磨いていきたいものです。

<まとめ>

■実践コミュニティで重要なのは、アイデンティティの形成である。
その実践者としてのあり方や考え方、哲学、世界観について、
全人格を投入して学ぶことになる。

■頭で知識を学ぶだけでもなく、体で技を学ぶだけでもない。
実践コミュニティへの参加は、全人格的な参加やコミットを含むものであり、
十全的参加をするものである。

■コミュニティの一員として認められ、自分としてもそう思えるようになり、
コミュニティに所属していることに誇りを感じられるようになっていく。
その関わりの深まりがアイデンティティの形成につながる。

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