君子は豹変す~豹変できるか?~

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(Photo by Jason Briscoe on Unsplash)

君子豹変すは、善です。

故事成語は、

「君子豹変す、小人は面を革む」

となるわけですが、

徳の高い立派な人物は、過ちに気づけば即座にそれを改め正しい道に戻るものだ、ということですね。

一方で、つまらない人間は表面上は変えたように見えても内容は全然変わっていない、ということになります。

豹変す、

ってすごい響きですよね。

豹の毛が季節によって抜け変わり、
斑紋がはっきりと目立つことから転じて、
態度ががらりと変わることを指すようです。

自分の過ちに気付いたり、

このままではよくないなと思った時に、

豹変するのは、勇気がいることかもしれません。


前と言っていることが違うじゃないか、

話が違う、

ということが容易に批判される可能性があります。

言うことがコロコロ変わっていては、

信用も信頼もできないわけですが、

必要な時には、豹変す、です。

最近、自分の中で、豹変すというのに直面したことがあります。

あるプロジェクトを始めるのにあたって、

事前に説明していたことと、変えたことがあります。

関わってくださっていた方からは、

変わったと思われたかと思います。

それでも、

ちょっとプロジェクトを推進してみたら、

このままではいけないなとすぐにわかることが出てきました。

やってみたら、わかってしまった。

つまり、

自分の最初の想定が間違っていたのでした。

道を外れていることがわかった以上、

豹変す、です。

事情を説明して、舵を切りなおしたことを話して、理解していただきました。

情報を得たり、

知ったり、

検証結果が出たり、

人から過ちを指摘されたり、

そのような時に、道を間違えていることがわかったら、

根本から変える勇気を持つことも必要です。


表面的に取り繕って対応を長引かせても、

根本が変わっていなければ意味がないからですね。


<まとめ>

■君子は豹変す。
それは、都合の良いように表面上をコロコロ変えるということではない。
表面だけ変えるのは、小人は面を革むである。

■自分が間違っていることがわかった時、道を外れていることがわかった時は、
豹変する必要がある。
ガラリと変える必要がある。

■言っていることが違う、前と違う、と言われようが、
前と違うことをするのである。
以前の自分が間違っていたのなら。

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