同調ではなく、調和

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最近のキーワードは、調和です。

マスターマインドグループでも調和を大切にすることがポイントだと言われているので、

特に意識してやっています。

しかし、

考えてみればみるほど、

調和というのがなんなのか、

よくわかっていないことに気づかされます。

まず、明確に、

調和と同調は違う

ということはわかります。

同調は、相手に合わせにいくようなところがあります。

迎合したり、同じ調子で応じたりして、

自分の身を守ろうとするなど、

守りに入る側面もあります。

同調するなかでは、

生産的な議論にはなりません。

みんなが同じコーラスのパートを歌っているようなものです。

それに対して、

調和は、それぞれ違うものが見事なバランスで一つのものを構成することを表します。

それは、コーラスにおいて、複数のパートが見事に一体となって、

美しい響きを奏でるようなものです。

お互いがお互いを際立たせるような形で、

無理なく、自然に、違いと違いが合わさって全体を構成するかのようです。

考えてみれば、

会議においても、組織においても、プロジェクトにおいても、

調和やハーモニーというのはとても大切です。


誰一人かけることなく、

その存在を発揮し、

十全に表現をし、

お互いの良さを際立たせるようなあり方で響きあう関係性。

それでいて、全体として一つに高め合っている様。

少し考えてみただけでも、

そのようなことを考えます。

論語にも、和して同ぜず、という言葉がありますが、

まさに同調ではなく、調和だと思います。

自然界や自然のリズムと調和していると、

自然と力が発揮されるものです。

なんら無理することなく、

本来以上の力を出すことができます。


然るべき時、

然るべき場所、

然るべき人と、

然るべき行いをする。

お互いに考えていることや大切にしていることがよくわかり、

共通言語や共通概念をもち、

同じベクトルを目指している際に、

見事な調和が発揮されることが最近よくあります。

今まであまり意識してきませんでしたが、

適材適所も調和の考え方で捉えられるものです。


いや、そうか、

一つ一つ整えていくことで、

あたり前のように高い次元の調和やハーモニーを実現できるのだな、

ということを最近はよく感じています。

同調ではなく、調和です。


<まとめ>

■同調と調和は違う。
同調は単に、相手に合わせることであったり、
自分の色を消して、守りに入る側面がある。

■調和とは、各々違うものが、
それぞれその特色を組み合わせて、全体として一つの表現をすることにある。
どれ一つ欠けることなく、存在性と表現性が発揮される時、調和が実現する。
それは、見事な音楽のハーモニーのようなものである。

■自然や時の流れ、周囲の人と調和している時、
無理することなく、自然と本来以上の力を発揮することができる。

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