あたり前に継続していることが、才能や強みである

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(Photo by Julie Macey on Unsplash)

才能とは何か、

強みとは何か、

それについては、意外と自分ではわからないものです。

自分では才能や強みだと認識していないことが、

才能や強みだったりするからですね。


呼吸するようにあたり前にできてしまうこと、

他の人は苦労するのに、自分には苦もなくできてしまうこと、

楽しんでやれてしまうこと、

没頭してできてしまうこと、

などが才能だったり強みだったりします。

特徴として、

意識しなくてもあたり前にやれてしまうことで、

楽しく無意識のうちにやってしまっている思考パターンや行動様式なので、

自覚しにくい傾向があります。


そのため、

人から言われないと気づかないことがあります。

この才能や強みを伸ばしていくことが、

ハイパフォーマーへの道につながります。


才能や強みを発見するための問いはいくつかあります。

・好きなことは何か?

・没頭できることは何か?

・楽しんでやれることは何か?

・ずっと継続できていることは何か?

・親や親しい人から、いい加減にやめなさいと言われても、やめられないことは何か?

・複数の人から、褒められることは何か?

・よく依頼されることやお願いされることはどんな役回りか?

・これまでにお金と時間をかけてきたことは何か?

・なんで他の人はこんなことができないんだろうと思うことは何か?

などです。


好きなこと、楽しめること、没頭できること、

自然とやれてしまうこと、

継続できること、

これらが大きなヒントになります。

続けられることがあれば、それはもう才能だと思ってよいです。

他のことは続けられないけれども、

これだけは続けられる、

というようなことがあれば才能です。


僕は、

本を読んだり、情報やデータを集めたりと学ぶのが好きですし、

人にアドバイスしたり教えることが好きです。

学ぶのも教えるのも好きですね。

本を読むのも、文章を書くのも好きですし、

比較的、苦にならずにできます。

子どもに教えるのは得意とは言えませんが、

大学生や社会人に寄り添いながら教えるのは得意です。

大人数を相手に教えるよりも、

少人数を相手に、相手の状態を確認しながら話をするのが好きです。

初対面の人や大勢の人と接するよりも、

少数の人と深く長い関係を築く方が好きです。

話を聞くのも好きです。

こういう才能や強みに基づいて考えていくと、

親しい関係や仲間を大事にしながら、

その人たちと共に学び、共に成長するコミュニティ運営や大学での研究・教育などは、

やりがいを感じます。

夢や志を持ってよりよい人生や社会を歩みたいと思っている人と一緒にいるのも好きなので、

接する大学生や社会人もそのような人が多くなります。

このように才能や強みをベースに、

何を伸ばしていくか、何をやっていくかを考えると、

自分なりの道も見えてきます。

このような才能や強みについては、

マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン『さあ、才能に目覚めよう』

がオススメです。

組織構築をしたり、

チームのメンバーの強みを把握する際には、

ここでのストレングス・ファインダーを基本に考えると良いと思いますし、

どんな仕事をするかを考える際にも、大いに役立つと思います。

就活生に薦めたい1冊でもあります。



才能とか強みとかいうと、

何か特殊な能力のことのように感じるかもしれませんが、

あたり前にできてしまうこと、

好きでやれてしまうこと、

続けられること、

これらをベースに考えるのがよいと思います。


<まとめ>

■人は意外と自分の強みや才能について自覚していないことが多い。
なぜなら、あたり前にできてしまうこと、苦もなくやれてしまうこと、自然と継続できることなどが、
才能であり、自分にとってはあたり前すぎて自覚しにくいのである。

■好きなこと、興味を持つこと、没頭できること、継続できることなどは、強みを探るヒントになる。
あたり前の思考パターンや行動様式も強みになりうる。

■才能や強みに立脚して、何をやっていくか、何を伸ばしていくかを考えるとよい。
そこに優れたパフォーマンスを発揮するヒントがある。

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