医学×現象学という世界の広がりがおもしろい

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医者の人たちと現象学を学ぶと面白いんだなぁ、
と思いました。

昨日の抄読会で、フッサールの現象学に関する文献を読んだのですが、
医学的な知見から捉える記憶や認識というのと、
フッサールのような哲学的な知見が重なる話が興味深いなぁと思いました。

人間理解のバックボーンや背景が異なるのですね。

意識や主観的な世界をどう捉えるかという問題において、
あいまいさや志向性とどう向き合っていくかを考えさせられるわけです。

見るものと見られるものの関係を問いかけていくと、
単に物理的に対象が存在しているというのではなく、
意識が向けられて意識の中にたちあらわれる形で<見られるもの>が存在してきます。

今日も、
学生の振り返りを聴きながら、
病気に焦点を当てるのか、人に焦点を当てるのかで、医療が異なる
ということを感じていました。

私たちは主観性の世界を生きているので、
焦点を当てたものを見てしまいがちです。

病気に意識を向けて病気を見るとき、
人を見ていないということが起こることがあります。

一方で、人に焦点を当てて、相手の主観的な話にばかり向き合っていたら、
病気そのものが適切に見られないということだってありえます。

木を見て森を見ず。

森を見て木を見ず。

どっちだってあるわけですね。

医学と現象学というのは、
一見かけ離れた領域のようにも思いましたが、
現象学の観点から医学を見るのも面白いのだなぁ、と思いました。

最近では、
医療人類学の研究も重ねられていますし、
人に焦点を当てて医療という行為や文化を捉えていくと、
また違った世界が開かれていくのだろうと感じます。

僕の場合は、
昨日の抄読会や今日の医学生の実習の振り返りを通しながら、
医者や医学生が持っているパースペクティブで世界を見るとこんな世界が見えるのかぁ、
というのが面白かったです。

なんとも表現しにくい印象だったのだけれども、
細胞や生物といったレンズ、
生命反応といったレンズ、
ゼロかイチかといったレンズ、
治療対象としてのレンズ、
機械的なレンズ、
合理的なレンズ、
そんなものを感じたのでした。

僕にはない観点だったので、
あぁ、医者のパースペクティブっていいなぁって思いました。

人体を捉える観点がきっと違うのだろうと思いますし、
会話をしていて僕も視野や視点が増える感じがしました。

医学×現象学、
その異なるパースペクティブが組み合わさることで表現される世界に可能性を感じます。

教育学も、
医学や物理学と組み合わせることでもっと発展するだろうと感じたりしますしね。

<まとめ>

■主観と客観をそれぞれ突き詰めたものの見方や学問を追求していくと、
幅が広がって面白い。

■自分にないパースペクティブを積極的に取り入れていくと、
独自の世界観がますますユニークに発展していく。

■医学×現象学という組み合わせからは、
総合的に人や現象を理解しようとする可能性を感じる。

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