振り子の両極を揺れる流れ

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(Photo by rawpixel.com on Unsplash)

社会は、振り子の両極を揺れながら、進んでいくかのようです。

もしくは、
螺旋階段を上がるように進んでいくとも言えます。

教育においては、
詰め込み型の教育とゆとり型の教育の両極を揺れながら、
進んでいきます。

詰め込み型の教育は、

授業時間を多く確保し、
教える内容を多くし、
教科書などを厚くし、
どれだけの知識を得ているかを問うようなスタイルです。

学力低下、それも基礎学力の低下が叫ばれると、
学校でたくさん教えること、授業時間をたくさん確保することが是とされます。

一方で、自由時間や余暇は少なくなります。

しばらくすると、やっぱり教育改革だということになって、

ゆとりが必要、
加熱する受験競争が問題、
とされて、ゆとり型に舵を切っていきます。

詰め込んだり、教え込むのではなく、
本人が自分で考えたり、好きなことを楽しむ時間を作ろうというわけですね。

教科書は薄くなり、授業時間の削減が行われたりします。

そして、またこの極に行ききってしまうと、
ゆとりばかりで基礎的な知識や考え方を全然身につけていないと批判され、
ゆとりから詰め込み型へと舵を切っていきます。

そうやって振り子のように両極を揺れながら進んでいくことがあります。

地域で暮らすということも、そうです。

昔は地域のしがらみや地縁がたくさんありましたが、それが窮屈になって、
個人の自己実現や都会に働きでる人が増えていきました。
つながりより、個人の自由ですね。

しかし、
個人の自由を追及するような社会がある程度のところまで振り切ってしまうと、
今度は逆に、地域や人とのつながりを求めるようになってきます。

やっぱりコミュニティが必要じゃないか、
生まれ育った地元がいい、
という感じで流れていきます。

孤立や孤独というものを感じるようになったり、
社会の中で問題が現れてきて、
つながりやコミュニティや地域へと回帰していきます。

その振り子の中である程度の流れを見ておくのは効果的かもしれません。

お金や物質的な富を追いかける流れから、
人とのつながりや精神性、コミュニティへと時代の流れが変化してきているように感じ
ますが、皆さんはいかがでしょうか。

いずれ、
人とのつながりや精神性に触れていくと、
また流れが変わる時がくると思います。

歴史は繰り返すと言いますが、2つの局を揺れ動く振り子のイメージで、
いろんな現象や流れをみることもできるのではないかなと感じます。

<まとめ>
■社会は振り子の両極を揺れながら進むようなものである。
あるいは、螺旋階段をぐるぐる回るような流れもある。

■教育ではゆとりと詰め込みを交互に繰り返す形がある。
地域やコミュニティに関しても、つながりと自由の両極で揺れるところがある。

■振り切ったり、時が来たら、
潮目が変わったり、流れが変わったり、向きが変わるということがあり、
特に、振り切れると新しく見えてくることがあって変わることがある。

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