セルフリーダーシップとセルフマネジメントが問われる

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緊急事態宣言が出されたものの、諸外国のロックダウンのように強制力がない、ということが言われています。
この点、僕自身はそこまで法律に詳しくはなく、そうなのか、という程度の認識でしかないのですが、良くも悪くもセルフリーダーシップやセルフマネジメントが求められるな、と思っています。

そもそも、自粛の要請しかしようがないわけですからね。

教育の文脈で考えられるのは、やはり、第二次世界大戦へと突き進むことになった権力への批判と反省です。
思想統制や教化が進められ、個人の自由や人権が大きく制限されることになったことが大きく反省されることになりました。

社会教育の分野でも、社会教育主事は命令や監督をしてはならず、学習者に指導と助言を与えることができるのみである、と制限が加えられてきました。
国家権力の命令や監督が、どれほどの力を及ぼすかへの反省からです。

さてさて、日本型の緊急事態宣言と自粛要請においては、やはり個人一人ひとりの対応
と動き方が問われています。

ここまでギリギリの状態と言いながらも、何かと批判されながらも、諸外国ほどの医療崩壊や爆発的な感染は避けてきていて、一定程度は日本の対応は評価できるものだし、日本に住む一人ひとりの対応も評価できるものなのではないかと思っています。

これからの自粛についても、個人個人の自由の部分を残しているわけで、だからこそ、一人一人のセルフリーダーシップとセルフマネジメントが問われるわけですね。

学校の教室で、先生が指示や命令をしなくても、子どもたち一人ひとりの判断によって、学級運営などを行っていくような難易度があり、自立性も問われているような感じがあります。

医療現場で起こっていること、政治の世界で起こっていること、それらについての情報も併せて考えると、何かと複雑な背景があるようですが、結果としては、当面の間、自分たちで、自分たちの社会をどうにかしていく姿勢が求められているなと感じます。

<まとめ>

■自粛の根幹にあるのは、セルフリーダーシップとセルフマネジメントであり、各自の自覚と判断に基づく対応が問われることになる。

■強力なリーダーシップに基づく対応や強権的な対応がとられにくい以上、一人ひとりが判断して行動せざるを得ない。

■当然ながら、良くも悪くも、である。
一人ひとりがリーダーシップを発揮し、互いに協力しながら社会をどうにかしていくことが求められている。

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