健全に思っていることを言える空気だろうか?

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いま、読みたい本は、山本七平『空気の研究』です。
トップのリーダーシップよりも、個人のセルフマネジメントよりも、やっぱり気になるのは、空気です。

周囲の目だったり、同調圧力の影響だったり、日本を動かしている空気はどうしても気になります。
正しさや善悪という判断基準が、空気として漂い出すとき、ちょっと警戒します。

自粛していない人=悪
誰かの批判をしている人=悪

というのは簡単なのですが、そう簡単な構図でもないのが社会ですね。

医療現場も、政治家も、官僚も、それぞれの現場で精一杯やっているのだから応援しよう、というのは適切だと思いますし、基本的に僕はこのスタンスです。
でも、医療現場や政治家や官僚を批判するのはよくない、という意見が目立つようになってくると、ちょっとどうかなとも思います。

おかしいことはおかしいと言えた方が、健全だと思うからです。
批判すべきことは批判すべきです。

国やお上がやっていることを悪くいうのは、非国民だ、非協力的だ、おかしい、自粛し
ないなんて間違っている、という空気が蔓延しすぎるのは、窮屈ですし、全体主義へと向かう恐れも感じなくもありません。
みんなが善意でやっていることや言っていることも、一種の弾圧のようになる可能性もあり、ちょっと警戒もします。

人によって見えている世界が違いますし、住んでいる地域によっても見えている世界が違います。
いろんな正義がとびかうようにもなっていて、うーん、態度保留、というようなことも個人的には少なくありません。

ま、そんなことを言っていると、何も言えなくなってしまいますけどね。

正しい、正しい、うん、正しい。
それは正論ですね。

というちょっと裏にもまた色々あるんですよね。

頑張っているのだから批判すべきではない、という精神論や美化に行き過ぎることなく、自分のことを棚にあげて、批判や愚痴をただ言うだけでもなく、最前線でベストを尽くしている人たちを応援したり肯定しつつ、ちょっとそれはおかしいんじゃないのということは、他の人と意見が違っても言える勇気を持つことが大切かなと思っています。

違う意見が言いづらい空気になってきたり、違う意見に耳を傾けない空気になってきたとしたら、それはちょっと怖いことだなと思います。

■日本人の意識や行動を大きく左右するのは、空気である。
周囲の目であったり、同調圧力だったりする。

■正しさや正義に囚われてしまうと、見落としてしまう世界や人がいくつもある。
正しさを盾に批判を封じ込めようとするのは、ちょっと注意が必要でもある。

■違う視点からの意見が出てくるということ、批判が出てくるというのは、とても大切なことである。
おかしいと思うことや違和感は表明できる空気があることが、健全である。

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