フィーリングのズレが仕事を狂わせる
&deco(glay,,small){(Photo by rawpixel.com on Pixabay)
感覚がずれていると、仕事を進めるのが大変だなと感じます。
新型コロナウイルス(Covid-19)の対応で、医学部にいると特にそうなのですが、医師の方々と感覚のズレが顕著に出ます。
これは大丈夫だろう、
これは危ないだろう、
これはやった方がいい、
これはやる必要がない。
授業を組んだり、学生への対応だったり、他の先生との調整だったりで、思考や判断以前のフィーリングの部分でのズレが、結構厄介だなと思って、日々試行錯誤をしています。
思考のズレだったら、論理を考えていけば良いのですが、感覚のズレを合わせにいったり、つかんだりするのは、一筋縄ではいかないなというのが最近の感想です。
どう考えるか、とか、どう思うか、とかではなく、どう感じるかの部分です。
恋愛でもフィーリングの部分ってあるじゃないですか。
この人とは感覚が合うなとか、なんとなくうまくやっていけそうだなとか、そういう部分です。
わかってきたのは、自分は仕事をする上で、結構このフィーリングを大切にしているんだなということです。
平常時では、ちょっとした違和感や感じ方の違いですむ部分が、こういう医療現場における非常事態では、感覚のズレって大きく影響してくるなと思います。
理想的にはフィーリングが合う人や組織と仕事をするのがスムーズなんでしょうね。
感覚のズレがあると、当然ながら、その後の捉え方や理解の仕方、思考や意思決定、その後の行動や対応などが、全部ずれてくる可能性があるので大変なのですが、気づけることや学びが大きいのも事実です。
そもそもそこからずれているのかという時、そういう時は大体において、全体理解や全体最適への視点が欠けていたり、パズルのピースが足りていなかったりもします。
僕には「医療における現場感覚」がないので、そりゃあズレるよなということもあって、まあまあ大変ですが、1つ1つ埋めながら前進していきます。
現場感覚、
実践感覚、
阿吽の呼吸、
フィーリング、
勘、
結構大事ですね。
<まとめ>
■思考のズレよりももっと根本的なところにある感覚がズレていると、仕事は結構大変なことになる。
■危機感、緊張感、全体感など、どう感じているかもぜひチェックしてみるとよい。
■フィーリングを鍛えるには感じるところからだろう。相手の感覚や感性など、どんな意識かどんな感じ方をしているのかを、感じるようにしながらつかんでいくことだろう。