相手に負の感情をぶつけても、動かない
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負の感情で、人は動かない。
もっと正確には、負の感情で、人を動かすことはできない。
そんなことを思います。
なんで自分だけこんなに大変なのに、誰もやってくれないんだ。
やってよ!
もう親の言うことをきかずに遊んだり、散らかしたりして、
いい加減片付けなさい!
せっかくご飯をつくったのに食べないなんて。
もっと食べなさい!
自分が指示しないと誰も気づかないし、率先してやらない。
気づけるようになりなさい!
仕事でも、子育てでも、思う通りいかない時、ついついイライラすることがあると思います。
僕もあります。
そしてまぁ、この負の感情を相手にぶつけても、人を動かせるということは、まあ、ないですね。
一時的にその場を収めるような行動を相手がとってくれるケースもありますが、それも根本的な解決にはなりません。また同じようなことが繰り返されます。
ちょっと、一歩引いてみることですよね。
こういうケースでありがちなのは、自分の思い通りにいかないことに対する苛立ちです。
こうしてくれたらいいのに、
こうだったらいいのに、
なんでこうならないんだ、
というような、思い通りにならないことに対して、イライラするわけですね。
そしてそれを相手にぶつけてしまいやすいのです。
が、
それを相手にぶつけても、事態は好転しません。
自分が持っている負の感情を、相手にぶつけて、言うことをきかせようとしても、まあ、うまくいかないのですね。
ああ、もう、思うようにいかないな、イライラするな、というとき、自分の想定を手放したり、イライラしている自分は小さいなぁと自分を見つめたり、思うようにいかなくてもOKと広げてみたりできると良いですね。
負の感情をぶつけられていい思いはしないですからね。
ぶつけようとしているなぁ、と感じたら、要注意ですし、
負の感情を相手にぶつけてしまったなぁ、ということに気付いたら、そこからまた修正をかけていきたいですね。
<まとめ>
■イライラしたり、もどかしかったり、怒ったりしたとき、その負の感情を相手にぶつけて動かそうとしても、うまくいかない。
■自分の思う通りにやりたい、相手を思う通りに動かしたい、言うことをきかせたいというその根本からずれている。
■負の感情を相手にぶつけようとしたとき、負の感情を相手にぶつけてしまったとき、自分が選択肢を狭めてしまっていることに気付いて修正したい。