相学びの場は不安が生じやすいからこそ、安全で安心な場 をつくる

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(Photo by rawpixel.com on Unsplash)

学習や教育の場面には、不安というものがつきまといます。

わからない、
知らない、
できない、
恥ずかしい、
失敗したらどうしよう、
バカだと思われたらどうしよう、
他の人に笑われたらどうしよう、

という学習者側の不安だけではなく、

話がつまらないと思われないだろうか、
うまく教えられているだろうか、
伝わっているのだろうか、
ほんとうに大丈夫か、
相手にどう思われるだろうか、
無能だと思われないだろうか、
間違ったことを教えていないだろうか、
こんな教え方でよいのだろうか、
学習者から反応がないけど大丈夫か、
しーんとしているけれど避けられていないだろうか、

などなど、教える側も不安があったりします。

学ぶ側も教育者の評価を気にしていますし、教える側も学習者の評価を気にしたりしています。

学びの場には不安がつきまといます。
だからこそ、安全で安心な場をつくっておくというのは、大事です。

わからなかったら聞いていい、
失敗してもいい、
うまくいかなくてあたりまえ、
先生だってわからないことがある、
一緒に深めればいい、
質問することは恥ずかしいことなんかじゃない、

そんな雰囲気をつくれたら、その場にいる人は伸びます。
安心して、質問したり、生き生きと深めたり、どんどん挑戦したりできますからね。

相手をジャッジしたり、試したりするのではなく、安心で安全な場をともにつくるようにもっていったらよいのですね。

そのためには、学習者の不安と教える側の不安を、両方とも存在を認めてうけとめておく必要があります。

結構心がけ次第で、場の雰囲気をつくることもできますし、ここはそういう場だということを言葉にしておくのも良いですね。

ものすごい緊張感や圧迫感、失敗が許されない雰囲気やプレッシャーのかかる状況、
ヒリヒリしたり、びくびくしたりしながら学ぶことで得られることもありますが、基本的には、不安を受け止めて対処する力というのは必要だと思います。


<まとめ>

■学びの場には不安が生じやすいものである。
未知のことに取り組むのだし、できるかわからないのだから不安になりやすい。

■学習者だけではなく、教える側も少なからず不安を抱いていたりする。
こんなんでいいのだろうかという気持ちはあるものである。

■だからこそ、お互いが気持ちよく、関係性を築いて教えたり、学んだりできるように、安心で安全な場にすることが大切である。

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