成功にはネットワークがものをいう

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(Photo by rawpixel.com on Unsplash)

アルバート=ラズロ・バラバシ『ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」』光文社、2019年はおもしろい本です。

内容については、どこかで聞いたことがあることも多いのですが、ネットワークサイエンスについて研究する理論物理学者が、成功について科学的に検討しているだけあって、ネットワークの重要性については特に肯けます。

頭が良くても、優秀でも、成功しない理由の一つにはネットワークやコミュニティへの視点の欠如があります。

周りからどう位置づけられるか、
周りからどう認知されるか、
周りにどのように貢献できるか、
どのような人たちとつながりがあるか、
というネットワークや外部からの評価は、大きな位置を占めます。

"あなたが成功するために重要なのは、あなたとあなたのパフォーマンスではない。重要なのは社会であり、社会があなたのパフォーマンスをどう捉えるかである。"(p.32)

個人の満足や充実といった成功の内的側面だけではなく、社会的な評価や承認といった成功の外的側面を考える際、確かに、この社会からの認知が求められてきます。

いかに頭が良くても、いかに努力していても、社会の中に位置づけられなければ、認められません。

運という要素で語られることもありますが、しかるべき時に、しかるべき場所にいて、しかるべく認知される、ということは力でもあります。

あるポジションにいる。
ある人たちとネットワークがある。
その人たちから認められている。
求められた時に力を発揮できたり、ネットワークやコミュニティに貢献できる。

そういうことが大事なのですね。

自分のこれまでの歩みを振り返ると、やはり、自分の能力というよりは、人のつながりや縁によって、仕事をさせてもらったり、ポジションにつかせてもらったり、ということがあるように感じます。

そうでなければ、医学教育という分野に関わらなかったでしょうし、その分野の中でも積極的に新しい取り組みをしている方々と接点を持つことはなかったと思います。
そして、そのようなネットワークの中にいると、自然と情報が集まってきたり、機会が与えられたりします。

孤高の存在として努力することが無意味とは思いませんが、人とのつながりや人脈を大切にすることは、やっぱり馬鹿にできないことです。


<まとめ>
■成功には内的側面と外的側面があり、外的側面には社会との関わりが大きく影響してくる。
■社会からどのように認知されるかが大きい。
自分がどんなネットワークの中にいて、どのような位置を占めているかが大きく影響を与える。
■しかるべき時に、しかるべき場所にいて、しかるべく認知されることである。そのためには、ネットワークや人脈を大切にすることである。

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