新入生オリエンテーションと新参者ゆえの強み
本日は新入生オリエンテーションでした。
新しい大学で、
1年次のクラスを担当するので、
新鮮な気持ちで、ドキドキでした。
新しい環境ということで、
新しい大学の仕組みもまだわからず、
どんな学生たちなのかイメージがつきずらいから、
どうしても不安になるのですね。
学生だけではなく、
教員もまた不安だったり、期待だったり、抱いているものです。
教育という営みは、
社会的文脈に埋め込まれているため、
環境や制度が変われば、また新しく構築していく面があります。
他の先生が、
「新任の先生がいい授業をしたり、学生から好かれたりすること、多いんんですよね。わからない中で、張り切るからなんですかね」
とおっしゃっていました。
わかる気がします。
わからないなりに、
なんとかしようと必死になりますし、
新鮮だからこその情熱がありますし、
そういうのが学生にも伝わるのだと思います。
慣れてしまうことで、
対応は楽になったり、スムーズになったりするかもしれませんが、
気持ちの部分での慣れがマイナスにはたらくことも想像できます。
そんなこんなで、
手探りながら、
大学のこと、周りのこと、学生のことを知ろうとし、つながりをつくろうとするオリエンテーションの時間を、学生とともに楽しく過ごせました。
新しい環境、新しい情報、新しい出会い、
そんな中過ごす1日は、疲れもどっときますね。
また明日、オリエンテーションで履修指導ですが、
学生とのやりとりが楽しみです。
◾️教育という営みは文脈に埋め込まれている。
周囲の人、制度や仕組み、相手となる学習者が変われば、
新しく構築することになる。
◾️なにもわからない新参者が良い教育をするということもある。
先入観に染まっていないことで、情熱や工夫が学習者と響き合うことがある。
◾️慣れればよいというものでもない。
慣れることで得るものもあるが、失われるものもあり、
新鮮な気持ちや情熱によって、目の前の事象と向き合うことの力は大きい。