50年後のために木を植える

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(Photo by rawpixel.com on Unsplash)

林業従事者の方に以前お話を伺った時のことを、
ふと思い出しました。

ふと思い出したというのは、
実は、京都大学の教育学研究科のコラボ事業の仕事で、
地域を舞台にした教育の取り組みについての原稿を書いて欲しいという
依頼があったからなのですが。


その人は、

「自分が切っている木は、祖父が植えたものだ」

と、おっしゃっていました。

杉の木を植えて、
そして、50年後に、孫がそれを切って、加工して木材にする。

「自分は、孫の代のために木を植える」

そういう時間軸って、
最近接することが減ってきたんですよね。


50年後のために木を植える。

今からだと、2068年ですね。

2068年、社会や世界がどうなっているかはわかりません。
それでも木を植えるんですよ。

50年後に立派な杉の木が育つことを意識して。

そういう林業では、
後継者不足に陥っていますし、
後継者の育成も課題を抱えています。



どうやったらそんな長期的な視野を持って木材を育てていく人ができるのだろう、

なんて思いますね。

あまりに変化が激しくて忘れてしまいがちですが、
50年くらいの時間軸は持っていたいものです。

未来が想像できないからと最初から投げ出すのではなく、
歴史や文化、自然やお年寄りの話から学び、
長期的な時間軸を持つこと。

これだけ変化が激しいからこそ、
50年という時間軸が新鮮だったのですね。



自分の仕事は、50年後のために木を植えるような仕事になっているだろうかと
考えさせられるんです。


<まとめ>

■長期的な時間軸をどれだけリアルに持っているだろうか。

■教育や人材育成は、長期的な時間軸をもとに行われる営みでもある。

■変化が激しいことを理由に、長期的な時間軸を放棄してしまいがちであるが、
一方で歴史や自然に学び、なるべく鍛えておいた方がよいだろう。
そして、50年後のために木を植えるような仕事をしてはどうだろうか。

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