Landscapes of practiceの観点からコミュニティ横断による学びを抑える

Hodson, N. Landscapes of practice in medical education. Med Educ. 2020; 54: 504– 509.

宮地先生に教えていただいた、こちらのLandscapes of practiceの記事、興味深かったです。

複数のコミュニティに関わる際のアイデンティティ形成や学びについて、越境学習のアプローチから調べていましたが、実践コミュニティの議論の拡張から迫れるならそちらを抑えてみたいという感じです。

Landscapesをまだうまくつかみきれていないのですが、コミュニティの周縁で生じることや越境者の学びを含み切れるのであれば、文脈横断の可能性をもっと豊かに記述できるなと思っています。

医学教育での応用はまだわかりませんが、少なくとも、ボランティア学習やパラレルキャリアの領域では抑えておきたい視点だなと感じました。

単純に、様々な病院や領域を横断しながら学ぶ学生や初期研修医の学習とアイデンティティ形成をこの視点から眺めてみてもいいのかなとなんとなく思いました。
実際には、医療コミュニティ×〇〇(医療外のコミュニティ)の横断による影響が見通せると、今後の医療人育成に可能性を持たせるのでしょうかね。

専門領域×専門以外の領域の複数コミュニティの影響によるアイデンティティ形成や学びを追いかけてきたので、この辺の議論を丁寧に理解してみたいです。

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