学ぶ際には、正当化に要注意

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昨日の一般社団法人成れる会メンバー限定の特別講習、
「進化と学習の本質 ~コロナの影響下で進化しているか?~」
に参加いただいたFさんから、講座の感想をいただきました。

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成れる会の学びがさらに深く落とし込める内容でした。
基本的なことこそ理解ができてなくて勝手に解釈したり、いいわけで正当化しようとする人間の弱いところが自分にたっぷりあるので、種村さんの講座が本当に納得でした。
納得で終わらないで結果にフォーカスしていきたいと思います。

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Fさん、ご感想までありがとうございます。
ついつい、正当化ってしてしまいますよね。

大人の学びにおいては、それまでその人が培ってきた価値観や信念、考え方、経験などの影響を強く受けるので、今までの自分が受け取れるものは入ってきやすく、自分の価値観や信念や考え方に外れるものはすんなり入ってこない傾向があります。

自分らしい、自分にあっていると思えれば取り入れられやすく、
自分らしくない、自分にあっていないと思えれば取り入れられにくいです。

聞いたことがある考え方、知識、経験のあること、やったことがあること、
それらはすっと入ってくるのですね。

それ以外には、自分の考えとあわない、自分には向かない、と反応してしまいがちです。
過去の成功体験や失敗体験が、その人の学びの方向性を大きく決めてしまいます。

そのため、
この人から学ぼう、この人みたいになりたい、この講座で学ぼう、
などと学ぶと決めたら、そこから生じる正当化にはちょっと注意です。

今までの自分や、今までの自分の考え方を正当化してしまうと、講師や本、学びの場から得られる情報は、自分には向かない、自分には合わない、などとシャットダウンされてしまうからですね。

せっかく新しいことを学ぼうとしているので、ぐっと、言い訳したい気持ちや正当化したい気持ちを堪えて、学んだり、実践してみることをお勧めします。

そもそも、正当化したくなる時は、チャンスでもあります。

自分は正しい、自分は悪くない、自分は間違っていない、というところに囚われていることの現れでもあるので、正当化している自分に気づけば、その正当化を手放した先に大きな学びがあることは明確です。

伸びる人、成長する人、意識を変える人は、恐ろしく素直です。

学ぶと決めたら、正当化するのではなく、正当化する自分を手放してみましょう。


<まとめ>
■大人は、これまでの人生における価値観、信念、考え方、経験の影響を強く受けており、それが学びの際にも影響を与える。
■新しい視点や発想に対して、これまでの自分の歩みを正当化して、言い訳や変化しない理由に挙げたりすることがある。
■学ぶと決めたら、素直さを大切にすることである。それが意識や考え方を変える学びにつながる。

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