問いには筋の良し悪しがある

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研究をしていて、
リサーチ・クエスチョンのたて方について質問されることがあります。

どういう問いなら良くて、
どういう問いは良くないのか、です。

問いや質問には、確かに質があります。

おお、それは筋がいい問いだね、
っていうのと、

うん、それは解くだけ無駄だね、
っていう問いです。

これに関してはいろんなことがすでに言われているので、
教育学の質的研究に関する本でも読んでいただけたらいいのですが、
今日はちょっとラフなお話です。

思考の質は、
問いで決まります。

問いが間違えていたら、
その先に考えていくことがずれていくからです。

解いてもしょうがない問題もあります。

それがわかっても、たいしたことないよ。

それに取り組んでも、遠くまで行けないよ。

その問いに挑んでも、根本的な解決にならないよ。
そういうことがあるんですね。
イシューを見極めることが大切です。

どんな問いに取り組むとよいのか、
何が解くべき問題なのか、
何を明らかにすべきなのか、
その着眼点と切り口と分析で、まぁ、勝負ありです。

問いの立て方というのは、
それくらい波及効果が高いものです。

さ、

そしてその問いの立て方についてなのですが、
先を見通す力、先見力が、一つは重要だと思っています。

答えはわからないんですが、
この問いに挑んでいけば、
世界が豊かになったり、現状が変わっていったり、目指すところに近づいていくな、
という先を見通す力です。

難しい数学の問題を解くようなものなのですが、
こういうアプローチで対応していけば、
おそらくこの応用問題は溶けるだろうという、
なんとなく見通す力が求められます。

流れを読む力でもあります。
リサーチ・クエスチョンだと、
学術の流れをしっかり押さえて、
その上で、その流れのどこに位置づくものなのかを見通しながら立てていくことが必要です。

単なる思い付き、ではなく、流れの中に必然性が浮かんできます。

研究指導ではもっとちゃんと伝えているのですが、
今日のテーマは、問いの質は大事で、思考を決定するほどのものですよ、
ということでした。

筋がいい問いを生きたいものですね。

<まとめ>

■思考の質は、問いの質で決まる。
解くべき問いでなければ、そこから先がたいしたものにはならない。

■筋がいい問いというものがある。
それを探究することでひらけていって、どんどん明らかにしていけるものである。

■どんな問いに挑んでいるのか、無自覚なまま人生を過ごすというのももったいないことである。
人は問いを生きるのであり、問いの質が人生を左右するといってもいいくらいである。

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